第48回 カシワはドングリのなかま
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最終更新日 2018年5月1日
5月の端午の節句で供えられる柏餅。この柏(カシワ)の葉は、どんな木につくのかご存じですか。
カシワは、ブナ科コナラ属の落葉低木で、ドングリが実る木の仲間です。葉の形を見るとコナラとちょっと似ていますが、サイズはそれよりも大型で、大きなものは葉の付け根から先端までが30センチメートルほどにもなります。葉が厚くて破れにくいことから、昔は調理に使ったり食べものを盛ったりする時に使われ、カシワの語源もそういう用途の葉を「炊かし葉は 」と呼んだことから来ているようです。
カシワの木は、緑町にある東京大学田無演習林内のブナ見本林に1本生えています。平日は演習林内を見学することができるので、実際のカシワの木と葉を確かめに行ってみてはいかがでしょうか。
(市報 平成30年5月1日号掲載)
