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2024年12月15日号NO.594

ページ番号 597-740-524

最終更新日 2025年4月7日

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2024年12月15日号 1面

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ごみ収集員の一日に密着 ごみのことを知ろう

あんしん暮らし情報/家賃の支払いが困難な方へ|フードドライブにご協力ください!|都市計画公園(案)の縦覧|西東京市長・市議会議員補欠選挙不在者投票のご案内|12月1日現在の選挙人名簿登録者数(定時登録)などが確定|5年に一度更新が必要 スポーツ施設利用者登録の更新|受験生チャレンジ支援貸付事業|教育委員会|審議会など

市表彰式|第3回にしとうきょう環境アワードの表彰式|西東京市商工業従業員表彰式|固定資産税の減額

休日診療|冬の献血キャンペーン|無料市民相談|暮らしの中の消費Q&A|17~19歳の方 日本脳炎の予防接種はお済みですか?

令和7年度に採用する会計年度任用職員を募集します

密着 暮らしをささえる収集員の1日|協力してほしい3つのこと|すぐできる取組もたくさん 今回は“可燃ごみ”に注目!

他機関からのお知らせ|みんなの伝言板|のびのび子育て/児童手当の12月期の支給(令和6年10・11月分)|ふたごちゃんの会|まますた|5・6年生 公式ドッジボール交流会

いきいきシニア/各種教室「はじめてのスマホ教室」|個別対応のスマホ相談会|わくわく催し/あの本の、この1行募集します|市民協働企画提案事業(U29チャレンジ部門) TANASHI'mas Market|ボディケア講座 姿勢改善|リハビリ窓口相談|海の森「ブルーカーボン」が地球を救う|めがねケースを作ろう!不要になったはぎれ活用|栄養ミニ講座|栄養・食生活相談|高次脳機能障害者支援ネットワーク協議会 市民交流事業「高次脳機能障害 自立と社会参加に向けて」|女性と企業のトークカフェin西東京

わくわく催し/美背中メイク講座【保育あり】|野菜たっぷりカレンダー イラスト原画展|トゥギャザーしようぜ! 2024JUN SKY WALKER(S) 2days Live|多摩六都科学館ナビ|ひばりヶ丘駅開業100周年記念 オリジナル フレーム切手を販売しています|総合防災訓練(市民参加型)を実施します|シチズンフェスティバル卓球大会

パリテまつり パリテって!~自分らしさから始まる幸せの循環~

年末年始のご案内│はなバス年末年始の運行│年末年始に下水道が詰まったら│年末年始のごみ出しは計画的に│火の用心 ひとりひとりの こころがけ│年末年始の市民課窓口混雑予想

特集「密着 暮らしをささえる収集員の1日」インタビュー

今回は田無衛生興業有限会社のごみ収集員、市川翔子さんにお話を聞きました。

インタビュー

入社のきっかけを教えてください

転職サイトに登録したところ人事担当の方から、オファーメールをいただいたことです。
メールの内容はとても丁寧で好感が持てたことと、「ごみ収集員」という単語が目に留まりました。
知人から、ごみ収集員の仕事は、私の希望する勤務条件に近いのではと聞いたことがありましたが、どこで募集されているのかなど分からず、そのメールを見るまでは忘れてしまっていました。メールを見て知人の言葉を思い出し、話を聞いてみることにしました。
事務の方以外は、男性社員しかいないと聞き、ついていけるかドキドキして入社しましたが、全く問題なかったです。みなさん優しいし、的確な指示とサポートがあるので、楽しく働けています。
たまたま登録したサイトに今の会社が求人を出していたことで起きた偶然の出会いですが、メールをいただいたことに、今はとても感謝しています!

なぜ、ごみ収集員という仕事を選んだのですか?

私は事務をはじめとするオフィス系の仕事が好きではなく、ずっと一日座っているのが苦手なんです。外で体を動かしているほうが向いていると思っています。このため、転職サイトに登録するときに「嫌なこと」をすべて外して、それ以外は全部「気になる」としました。
普通は「好きなこと、得意なこと」を登録すると思うんですが、嫌いを全部外しただけなので、結構たくさんの職種に登録ができて、幅広い業種の方の目に留まったみたいです。
特に、女性があまり選ばない職種も、結果的にOKと見えたみたいですね(笑)。

今のお仕事でやりがいを感じるのは、どんなところですか?

とにかく体を動かすのが好きなので、毎日ごみ収集作業だけで1万歩ほど歩きますが、健康的に心地よく楽しめています。
ごみ収集員の仕事は、朝は少し早いですが、明るいうちに始めて明るいうちに終わります。夕方の早い時間から自分の時間として有効に活用できるので、ライフワークバランスが取りやすく、それも仕事のモチベーションに繋がります。
深夜残業や過重労働、長時間の会議もないのでストレスもありません。
求人票に書いてある通りの業務内容だったのも、会社への信頼になりました。何度か転職していると入社してから違うと感じることも。それがひとつもないって凄くないですか?会社との信頼関係って大事ですよね。
なので…わたしにとって嫌いなことがひとつもない「夢のような仕事」なんです!
ごみ収集をするようになって、住民の方が「頑張って」「いつもありがとう」と声を掛けてくれるときがあります。また、子どもに会ったときの挨拶や手を振ることは先輩たちから継承されているので、保育園の前を通ると多くの子どもたちが「今日も頑張って!」と手を振り返してくれます。顔見知りが増え、地域の方と会話ができることは、やはり嬉しいですよね。

一番大変なことは何ですか?

真夏はさすがに炎天下で走るのはきつかったですね。でも、会社から冷風機付き作業服や飲み物、時にはアイスが配られていたので、無事に乗り切れました!
あとは、「ごみの中の危険物」を見極め取り除くことがすごく難しいですね。
袋の外から見えていればいいのですが、見えていないことが多い。袋を持った感じ、袋を少し揺らしたときの感じ、収集車に投げ込んだときの音など、とにかく神経を使っています。火事や重大な事故につながるので、急ぎながらも全員が最も気を遣っている部分だと思います。大丈夫だと思って投げ込むと、先輩がすぐに止めることもあって…袋の外から見えていないし、袋を持っているのは私なのに、なんで分かるんだろうと驚くこともよくあります。
7から8年勤務している先輩いわく、「慣れれば分かるようになる」というのですが、まだ私はその域にはいないです。

ごみ収集にあたり、市民の皆さんにお願いしたいことはありますか?

一番は、危険物を他のごみに入れないことですね。あとは、市報にも書いていただきましたが、「ごみを出す場所」と「ごみを出す場所に大事なものを置かないこと」をお願いしたいです。
私が担当しているルートは集合住宅と戸建ての両方が半々にある地区で、約2000世帯のごみを回収しています。かなりの数の集積所を回りますが、何度も通っていると、頭で考えるというよりも体が覚えています。
「車から降りる→走る→ごみを持つ→走る→ごみを持つ」を繰り返して、一定の距離を一連の流れで、自分の足で走って回収して収集車に入れています。
戸建ての戸別収集の際に、いつもと違う場所に置かれてしまったり、車の影に入ってしまったりしていると、回収漏れをしやすくなります。
ごみが出ないわけがないと思い、周囲を探してなるべく回収するのですが、皆さんにも「同じ場所に出す」というのをご協力いただきたいです。

最近多いのは、「宅配便の置き配」の袋や段ボールが、資源ごみ回収日に隣に置いてあり、ごみか大事なものかの区別がつかないことや、金属類の回収日に隣にアウトドアグッズが置いてあるなど、回収してよいか悩むことがあるとも聞きます。
私たちも注意しますが、回収漏れ・誤回収を防ぐためにも、ご協力いただけると助かります。
また「なるべく水をしっかり切る」ということもお願いしたいです。
持ち上げたときに、ごみ袋がやぶれて大量の汚水が流れ出ると、集積所が汚れて臭いの原因になります。収集車の中の汚水は、そのまま焼却炉にあけることになるので、燃やすのにも時間とコストがかかります。それに、朝から、顔や作業服にごみから出た水がかかると、私たちもとてもテンションが下がります。
ごみの水切りは、みんながハッピーになる取組みなので、ぜひご協力ください!

今回取材を受けていかがでしたか?

まさか私が取材を受け、市報に載るなんて考えもしませんでした。

でも、撮影や取材をしていただく中で、生活に密着し住みやすい地域を維持する大事な仕事であることや、多くの方から見られている仕事であることなど、色々と改めて考えるきっかけになりました。

この記事がたくさんの方の目に触れ、少しでもごみの分別や削減のきっかけになると嬉しいです。

また、私はこの会社が好きですし、ごみ収集員という仕事も西東京市も大好きです。西東京市は、のどかで、身近なところに自然が多くて、何よりも住んでいる人が温かく優しい。このまちで、一緒に働く人を大募集中です。体力は必要ですが、先輩方も助けてくれるので女性でも続けられます。私たちと、一緒に働くごみ収集員の仲間を増やせると嬉しいです!体を動かすことが好きで、興味がある方はぜひ一度、話を聞いてみませんか?

インタビューを終えて

市川さんありがとうございました。インタビュー後に、先輩収集員に市川さんについて聞くと、「楽しんでやってくれているので、一緒に働いていて気持ちがいい。ちゃんと理解し安全に気を遣ってくれるので、一緒に回っていても安心して任せられるし、とにかく仕事が丁寧。こちらこそ、一緒に働いてくれてありがとうという気持ちです。」と話してくれました。お互いの信頼感と感謝の気持ちが、良いチームをつくり、住みやすいまちをつくってくれているのだと、改めて思うインタビューでした。

市川さんの写真

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このページは、秘書広報課が担当しています。

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