(仮称)西東京市文化芸術振興計画(素案)
ページ番号 407-516-405
最終更新日 2011年11月14日
検討結果公表日 | 平成23年10月15日(土曜日) |
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意見募集期間 | 平成23年8月1日(月曜日)~8月31日(水曜日) |
提出された意見件数 | 45件(9人) |
担当課 | 生活文化スポーツ部 文化振興課 |
下記の一覧表は、市民の皆さんからお寄せいただいた意見を適宜要約したうえ、原案の項目ごとに整理し、それに対する西東京市の考え方をまとめたものです。
項目ごとに、上側が「お寄せいただいた意見概要」で類似した意見について集約し、件数とともに表示しています。下側は、それに対する西東京市の検討結果を記述しています。
項目 | お寄せいただいた意見概要と市の検討結果 |
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1 | [お寄せいただいた意見概要] 【1-1-3】「ホームページ等のICT活用による情報提供」では、SNSに限定しない語句の使用が妥当である。 (件数:1件) [市の検討結果] ご指摘のありました箇所について、インターネット技術を活用した、広いサービスを含む語句として「インターネット上のサービス」と修正します。 |
2 | [お寄せいただいた意見概要] 【1-2-1】「年代ごとの文化芸術に関するニーズ把握」では、細分化した年齢層を対象としたアンケートを実施してほしい。 (件数:1件) [市の検討結果] 昨年度実施した市民意向調査では、学齢前の子供はそのご両親世代の方に、学童期の子供は年代ごとに実施し、成人への調査は年齢別クロス集計を用いてその傾向を調べました。いただいたご意見は、【1-2-1】の取組を推進する上で、参考とさせていただきます。 |
3 | [お寄せいただいた意見概要] 保谷こもれびホール事業でニューシティフィルのコンサートを定期的に公演してほしい。 (件数:1件) [市の検討結果] 東京ニューシティ管弦楽団のコンサートは、保谷こもれびホールを中心として年に2、3回実施されています。いただいたご意見は、音楽の鑑賞機会の充実を図る上で、参考とさせていただきます。 |
4 | [お寄せいただいた意見概要] 文化施設を活用した市民企画の自主事業を実施してほしい。 (件数:3件) [市の検討結果] 今後、個別事業について、市民又は活動団体による文化事業の展開の調査を踏まえ、各推進する取組を検証しながら、市民ニーズに基づく事業の充実を図っていく予定です。いただいたご意見は、【1-2-2】や【1-4-1】を取り組む上で、参考とさせていただきます。 |
5 | [お寄せいただいた意見概要] 【1-2-3】「市民ニーズに基づく施設の充実」は、基本方針2へ移動した方がわかりやすい。 (件数:1件) [市の検討結果] 本計画は、条例の重点目標のもと、基本方針1においては市民が文化芸術を教授する観点から、また、基本方針2においては市民が文化芸術を発信する観点から施設の充実を図ることについて整理しているので、現在のままとします。 |
6 | [お寄せいただいた意見概要] 【1-2-3】の推進する取組について、「その他公共施設」と「公共施設以外の施設」の内容等の説明を加えてほしい。 (件数:1件) [市の検討結果] 市が指定管理や業務委託をしている施設について、計画素案では「その他公共施設」において言及しております。また、計画素案における「公共施設以外の施設」とは、民間の施設のことを指しております。この箇所のわかりやすい表現について検討します。 |
7 | [お寄せいただいた意見概要] 老朽化の著しい市民会館は、早期に建て替えるべきだ。 (件数:1件) [市の検討結果] 市としても、現在の施設建物には課題があると認識していることから、建替えに向けて、今後の市民会館のあり方を整理した上で、周辺地域にある他の施設との合築・複合化を含め、早期に具体的対応策を検討します。 |
8 | [お寄せいただいた意見概要] 人口が増加傾向にあること等を踏まえ、文化芸術施設が不足している(不足するおそれがある)という課題認識に立つべきではないか。 (件数:1件) [市の検討結果] 文化芸術施設を取り巻く環境として、人口増も考慮すべき要因の一つとして捉えていますが、現状として十分に利用されていない施設や、更なる活用の余地のある施設もあることを踏まえると、ただちに施設の絶対量が不足しているとは言い難い状況にあります。ご指摘いただいた意見も参考としながら、施設の内容や配置について、ニーズに対応した見直しを検討していきます。 |
9 | [お寄せいただいた意見概要] 人口が増加傾向にあることを踏まえ、文化芸術施設が不足している(不足するおそれがある)という課題認識に立ち、学校施設の開放の拡大や市民会館の建替えを行うべきだ。 (件数:1件) [市の検討結果] 文化芸術施設を取り巻く環境として、人口増も考慮すべき要因の一つとして捉えています。そのため、市民会館の建替えに向けた検討では、これまでの人口増と利用状況の推移の相関関係等にも留意するとともに、今後の需要の見通し等も総合的に勘案しながら、今後の施設のあり方を検討していきます。学校施設については、児童・生徒の教育のための施設であることが前提となりますので、そうした点に配慮しながら、施設開放の充実について検討していきます。 |
10 | [お寄せいただいた意見概要] 別途検討されている「公共施設の適正配置等に関する基本計画(素案)」では施設数が減少する方向性にあり、文化芸術振興条例・計画との間に矛盾があるように感じられる。両者の整合性を図るべきだ。 (件数:2件) [市の検討結果] 現状として、十分に利用されていない施設や、更なる活用の余地のある施設もあることを踏まえると、ただちに施設の絶対量が不足しているとは言い難い状況にあります。そのため、一部の施設について統廃合等を行うとしても、それにより両計画が即座に矛盾することにはならないものと考えています。今後とも、両計画の整合性に留意しながら、具体的な取組を検討していきます。 |
11 | [お寄せいただいた意見概要] 子供を対象とした事業では、市民団体との連携及び協働を進めてほしい。 (件数:2件) [市の検討結果] ご意見を参考として、他自治体や市民又は活動団体による文化事業の展開の調査を基に、市民や活動団体との連携をとりながら、子供達の参加の機会の充実を図ります。 |
12 | [お寄せいただいた意見概要] 【1-3-1】「市民又は活動団体による事業展開の調査研究」はどのように活用されるか。 (件数:1件) [市の検討結果] 子供を対象とした市民又は活動団体による事業が、市内で各種行われています。その内容について調査し、更に連携の仕組について検討し、市と市民が協働で、子供達の文化芸術における鑑賞の機会や体験の機会の充実を図ることを目指します。 |
13 | [お寄せいただいた意見概要] 子供を対象とした保谷こもれびホール事業では演劇鑑賞等、豊かな企画を入れてほしい。 (件数:1件) [市の検討結果] 保谷こもれびホールでは、子供達の感性の醸成を図るため、様々なジャンルにおける芸術性の高い事業の実施を行うにあたり、いただいたご意見を参考とさせていただきます。 |
14 | [お寄せいただいた意見概要] 他自治体の事例では、地域振興券等で子供を対象とした舞台芸術鑑賞ができる事例がある。 (件数:1件) [市の検討結果] 本市でも、平成21年度から商工会で実施している「西東京市プレミアム商品券」において、保谷こもれびホールで実施する文化芸術事業の鑑賞券を購入することができました。この実績や他自治体の例を参考として、子供達の文化芸術の機会の充実を図る上で、参考といたします。 |
15 | [お寄せいただいた意見概要] 【1-3-2】の推進する取組の内、「校内における」は「学校教育における」と表記を改めてはどうか。(件数:1件) [市の検討結果] ご指摘の箇所は、「その他学芸的行事等の実施」として、概要は「児童・生徒の豊かな感性を磨くための学芸的行事等を実施する」と修正します。 |
16 | [お寄せいただいた意見概要] 【2-2-1】の「情報拠点」の具体的な内容が知りたい。 (件数:1件) [市の検討結果] 市内における文化芸術に関する人材、イベント等様々な情報の集約を目指し、保谷こもれびホールや図書館、更にはICTを活用した情報の拠点を整備していくことについて、検討します。 |
17 | [お寄せいただいた意見概要] 保谷こもれびホールへのアクセス改善や施設周辺の環境整備が必要である。 (件数:2件) [市の検討結果] 【2-3-2】「利用しやすい施設の提供」の推進する取組にて、文化施設等のアクセス方法を検証し、利用の促進に努めます。また、【1-2-3】「市民ニーズに基づく施設の充実」の推進する取組にて、周辺環境にも配慮した検討をします。 |
18 | [お寄せいただいた意見概要] 伝統文化の次世代への継承のため、小中学校における取組を入れたほうがよい。 (件数:1件) [市の検討結果] 平成23年度より、新学習指導要領に基づき、伝統文化における小中学校の取組が始まりました。学校教育における伝統文化を含めた各種文化芸術の充実について、本計画の【1-3-2】「学校教育における文化芸術に関する取組の充実」において、推進していきます。 |
19 | [お寄せいただいた意見概要] 【3-2-1】「地域の伝統文化について検討」について、実現方法がわからない。 (件数:1件) [市の検討結果] 【3-2-1】については、市内における伝統芸能や民俗芸能、文化財等について有識者や関連した活動団体への現状調査を基に、西東京市固有の伝統文化について、その内容や継承方法等に関する検討を考えています。 |
20 | [お寄せいただいた意見概要] 【4-1-1】の「音楽ボランティア」と「文化ボランティア」の関係性がわからない。 (件数:1件) [市の検討結果] 現在実施している「音楽ボランティア」を1つのアイディアとして、担う役割の内容や、様々なジャンルの登録、制度の仕組等について、先進事例等の関連調査や検討を行うことを考えています。 |
21 | [お寄せいただいた意見概要] 「文化ボランティアの制度化」や「企画・運営コーディネーター」の役割等は慎重に検討すべきである。 (件数:2件) [市の検討結果] 文化芸術活動における市民交流制度として、「文化ボランティア」や「企画・運営コーディネーター」が担う役割の内容や、様々なジャンルの登録、制度の仕組等について、先進事例等の関連調査や検討を行います。 |
22 | [お寄せいただいた意見概要] ・青少年の活動支援だけでなく、異世代交流なども必要である。 ・青少年居場所問題について配慮してほしい。 ・下保谷児童センター以外の児童館の取組はないのか。 (件数:4件) [市の検討結果] 児童館及び児童センターの取組は、【1-3-1】に集約しています。特に、下保谷児童センターでは、中高生世代の居場所づくりの機能に加えて、音楽やダンスの練習及び発表する設備機能が充実しているため、【4-3-1】の取組としました。いただいたご意見は、子供向け文化芸術の鑑賞機会や体験機会の充実とあわせて、青少年の文化芸術活動の支援を図る上で、参考とさせていただきます。 |
23 | [お寄せいただいた意見概要] 特化型児童館では、大学生世代の利用を可能にしてほしい。 (件数:1件) [市の検討結果] 全ての児童館は、児童福祉法に則って運営をしているので、18歳以上の青少年の利用については、【1-2-3】の取組の中で充実を図ります。 |
24 | [お寄せいただいた意見概要] 文化芸術活動団体と他分野の団体との連携交流を促進する仕組みがほしい。 (件数:1件) [市の検討結果] 本計画では、市民の皆様が文化芸術によって心豊かに、活力ある市民生活を送ることを目指して策定するものなので、地域の課題を活動団体の交流によって一緒に解決できるような仕組みの検討を図るべく、いただいたご意見を参考とさせていただきます。 |
25 | [お寄せいただいた意見概要] 意見に対する個別回答はできないか。責任ある継続的な行政サービスを望む。(件数:1件) [市の検討結果] パブリックコメントは、市民から出された意見の内容とその意見に対する市の検討結果を公開する制度なので、本形式でお答えしております。今後、文化芸術を振興する事業を計画的に継続することができるように、本計画の策定を目指しておりますので、今後ともご協力をお願いします。 |
26 | [お寄せいただいた意見概要] 別途パブリックコメントに付されている「公共施設の適正配置等に関する基本計画(素案)」との関連で、市がパブリックコメント制度を市民参加の有効な手段として機能させるつもりがあるのか疑問がある。パブリックコメントに至るまでの手順を明らかにしながら、見解を示してほしい。(件数:1件) [市の検討結果] 本計画(素案)は、市民委員による西東京市文化芸術振興推進委員会からの提言(平成23年3月)における基本的な考え方を踏まえて作成したもので、7月には関係各課との調整(企画政策課が庁内調整を進めていた「公共施設の適正配置等に関する基本計画(素案)」との整合性の確認を含む。)を図った上で、7月14日の庁内検討委員会で合意を得て決定したものです。 両計画の策定作業は別々の部署で進行していますが、パブリックコメントが有効な市民参加の手段として機能するよう、素案段階での整合性の確保を図ってきたほか、パブリックコメントで寄せられた意見等の情報共有を行っているところです。 |
27 | [お寄せいただいた意見概要] 計画の目玉となる施策がない。アンケート調査等がどこに活かされたのかわからない。計画の具体的な施策とその管理がわからない。 (件数:3件) [市の検討結果] 本計画は、市民の多様なニーズを踏まえ、文化芸術活動を多角的に支援することが重要と考え、目指すべき姿を設定して、様々な取組を推進していくこととしました。 また市民意向調査等は、各基本方針設定をする核となった、8つの課題の整理の際に活用させていただきました。計画の進行管理については、西東京市文化芸術振興推進委員会を通じて協議してまいります。 |
28 | [お寄せいただいた意見概要] 計画の見直し時期の明記と、計画の進捗状況の公表の明記をしてほしい。 (件数:1件) [市の検討結果] 素案5ページでは計画の期間を、51ページでは計画の進行管理の方法について記述しております。各取組の検証における公表方法については、本計画の実効性を高めるための方策として、ご意見を参考とさせていただきます。 |
29 | [お寄せいただいた意見概要] 調査・検討に5~7年も要する事業等の進め方を改めるため、進め方のタイプを詳細に分類して4種類を7種類とし、実施までの期間を短縮する方向で見直してはどうか。 (件数:1件) [市の検討結果] 本計画では、施策の進め方を明確にするために、タイプを4つに分けて、各取組の展開を図ることとしたので、進め方のタイプは増やしません。計画の実施にあたり、進行管理の中で評価及び見直しをする際、進め方のスピードについて、検討してまいります。 |
30 | [お寄せいただいた意見概要] 基金の金額を明示してほしい。助成手続きを行う際は簡素化を。 (件数:2件) [市の検討結果] 今後、この基本計画を踏まえて、具体的な事業内容・事業規模の検討を進めていく中で、基金の設置も含めた財政基盤の整備についても検討します。また、補助・助成制度については、適切な予算執行の確保を前提に、可能な限り手続きの簡素化に努めます。 |
31 | [お寄せいただいた意見概要] 「子供」は「子ども」と表記するべきだ。 (件数:1件) [市の検討結果] 西東京市で作成する文書は、法令で使っている語句を引用する等の場合以外は、常用漢字表に定めている漢字を用いることとしているので、「子供」と表しています。 |
32 | [お寄せいただいた意見概要] 「ワークショップ」の表記について、意味が混同しないような表記をしてほしい。 (件数:1件) [市の検討結果] 「ワークショップ」の表記について、意味が混同しないように、用語の説明を加えます。 |
33 | [お寄せいただいた意見概要] 計画の中で、指定管理者に関する姿勢を盛り込むべきだ。 (件数:1件) [市の検討結果] 本計画の実施に当たっては、保谷こもれびホールをはじめとする文化芸術関連施設等を有効に活用することで、多くの施策の目的を達成することができます。したがって、指定管理者とも意識の共有を図りながら、計画を推進してまいります。 |
※10月15日に公表した29番の[お寄せいただいた意見概要]および[市の検討結果]について、11月14日に内容を一部修正させていただきました。お詫びして訂正いたします。
担当課
文化振興課(電話:042-438-4040)
