最終更新日 2020年9月1日
■ヒアリ/アカカミアリ
◇特定外来種であるヒアリとアカカミアリが確認されました。
特定外来生物であるヒアリは2017年(平成29年)6月に兵庫県尼崎市で初確認されて以降、これまでのヒアリの確認事例は、16都道府県で合計56事例の確認事例があります。
また、ヒアリによく似た特定外来生物であるアカカミアリも確認されています。
※西東京市では確認されていません。横浜港本牧ふ頭におけるヒアリの確認 (令和2年7月31日確認)
横浜港及び本牧ふ頭において、7月31日に特定外来生物ヒアリ(Solenopsis invicta)及びアカカミアリを確認しました。また同じヤード内にアカカミアリも同程度確認されています。
環境省では、詳細な調査を実施し、殺虫処理を行うとともに、確認地点周辺に殺虫餌(ベイト剤)を設置しています。
横浜市情報提供資料はこちら
◇2020年度のヒアリ確認事例一覧は→こちら
現在、国内でヒアリが確認されている場所は以下の通りです
特定外来生物ヒアリに関する情報TOP→
こちら (令和2年8月現在)
ヒアリ
アカカミアリ
◇2019年度のヒアリ確認事例一覧は→ こちら
■特定外来生物 ヒアリ
ヒアリは南米大陸原産のハチ目・アリ科フタフシアリ亜科に属するアリの一種で、特定外来生物に指定されています。
■ヒアリの危険性
- 刺されるとヒアリの毒によって非常に激しい痛みを覚え、水疱状に腫れ、その後膿が出ます。
- 毒に対してアレルギー反応を引き起こす場合があり、局所的又は全身にかゆみを伴う発疹(じんましん)が出ることがあります。欧米ではアレルギー性ショックの症例の報告もあります。
- ヒアリの毒には、ハチ毒との共通成分も含まれているため、ヒアリに刺された経験がなくても、ハチ毒アレルギーをお持ちの方は特に注意が必要です。
■生態と形態
◇生態
- 公園や農耕地等のやや開けた場所に営巣する。
- 食性は雑食性で、節足動物、トカゲなどの小型脊椎動物、甘露、樹液、花蜜、種子など
- 極めて攻撃的で、節足動物のほか爬虫類、小型哺乳類をも集団で攻撃し、捕食することで知られる。
◇形態
- 体長2から6ミリメートル
- 主に赤茶色
- 体色は赤褐色、腹部が暗色
■予防策と駆除方法
◇予防策
- 野外での作業時にはプラスチック製の手袋を着用する等、肌を露出しない。
- アリが体を上りにくくするために、ベビーパウダーを靴やズボンに振り掛けておく。
- サンダル等を外に置きっぱなしにしない。
◇駆除方法
- 市販のスプレー式殺虫剤等(液剤)を散布する。
- 熱湯をかける。
- 殺虫餌(ベイト剤)を使用する。
■事業者の皆様へのお願い
コンテナの開封時等にヒアリやアカカミアリと疑わしいアリを発見した場合、まずは刺激を避けつつ、コンテナのどの箇所にどの程度の生きたアリ類がいるか等、状況を確認してください。
多数の生きたアリ類の集団がいる(予想される)場合は、コンテナの扉を閉めて逃げ出さないよう静置してください。そのうえで、関係機関(港湾管理者、地方公共団体、環境省地方環境事務所等)に速やかに連絡し、取り扱いについて相談してください。可能であれば、強粘着の布ガムテープでコンテナの目張りをするなど、アリが逃げ出さないよう対応してください。
アリ類が少数しかおらず、逃げ出す恐れのない場合は、市販のスプレー式殺虫剤等でその場で駆除してください。その上で、関係機関に速やかに連絡し、取り扱いについて相談してください。
■一般の皆様へのお願い
ヒアリやアカカミアリと疑わしいアリを発見した場合や、ヒアリやアカカミアリの特徴等一般的な問合せ、健康被害の問合せ等については、「ヒアリ相談ダイアル」を御利用ください。
- 受付曜日:7月から9月まで 土曜日・日曜日・祝日を含む毎日
10月から3月まで 月曜日・水曜日・金曜日(ただし12月29日から1月3日を除く)
■市内でヒアリらしきアリを見かけたときは
■関連リンク
特定外来生物ヒアリに関する情報TOP
アリーのヒアリ相談チャットボット
令和元年7月1日からはチャットボット(自動会話プログラム)による情報提供や相談受付等を行っています。24時間、365日御利用いただけます。
東京都環境局特設サイト「気を付けて!危険な外来生物」
ヒアリの基礎情報